本堂

当院の本堂は、昭和六十三年九月十八日に落慶いたしました。構造は鉄骨木造で、本堂地下には「地蔵尊」を御本尊とした位牌堂があります。本堂の御本尊は金剛界「大日如来」であります。両壇には、先代 第六十八世中興開山 正躬 和尚の持佛である「波きり不動尊」と歴代住職が本寺より勧請した「延命地蔵尊」を安置しお祀りしております。
朝日山常福院「大日如来」とは、真言宗において最高位におられる仏様で、教主といいます。また私たちの世界、さらには宇宙全体そのものであり、衆生をやさしく包み込むとても慈悲と智慧のある仏様でもあります。さらに干支では、羊年の「守り御本尊」とされおります。
朝日山常福院朝日山常福院両壇に鎮座している、「不動明王」と「延命地蔵尊」のうち「不動明王」は、「大日如来」の衆生済度という命を受けることを使命とする「教令輪身」であります。「延命地蔵尊」とは、「お釈迦様」入滅後の末法の世から、五十六億七千万年後に仏界よりこられる「弥勒菩薩」の間に生きている私たち衆生を救おうとする「二仏中間」の菩薩様であります。

鐘楼堂

朝日山常福院朝日山常福院
鐘楼堂は、平成十五年十一月に落慶いたしました。現職 一宇 住職が長年の想いより六年前に竣工いたしました。当院にも昔、鐘楼がありましたが、太平洋戦争により兵器増強のため拠出し、現住職まで再建されませんでした。住職はこの鐘楼に当院の名にちなんで「常響福鐘院」、「常に福の鐘の音が響く寺」として鐘楼堂建立を発願し、檀信徒のご尽力により見事に落慶できました。正月には、「除夜の鐘」として参拝者の方々に、一打づつ来年への想いを込めてついてもらっております。設計施工は、青森が生んだ名工、大室建築 大室勝男 棟梁による建築であります。

藥師堂

朝日山常福院

藥師堂は本堂建立と同時期に再建された御堂でございます。御本尊は「薬師如来」という仏様です。この仏様は手に薬壺を持ち、衆生の心身の苦しみを取り除いてくれます。また別名「薬師医王」とも言い、現代ではお医者さんや薬剤師さんといった医療関係の御仕事に携わる方々や、日々の建康を願う檀信徒皆様の帰依が深いことでもしられております。縁日は八日です。近年では、御前立として「不動明王」や「四天王」を新にお祀りして護摩堂として諸祈願の御祈祷をいたしております。

龍神庭

龍神庭は、金華山より黄金山大権現という龍神様を勧請し、お祀りしております。毎年九月七日にとりおこなわれる当院とって大変重要な儀式である「柴燈護摩」では、この龍神様はに欠くことのできない存在でありあます。

鎮守社

黄金山大権現

黄金山大権現 黄金山大権現は、龍神庭にてお祀りされている龍神様であります。龍神は水との係わりがとても深い神であり、また豊作をもたらします。当院の龍神様は、商売繁盛・事業繁栄に御利益があるとされており、縁あって先代が勧請していらい、「柴燈護摩」の儀式において勧請しております。

庚申大青面理助金剛

庚申大青面理助金剛は、「見猿・聞か猿・言わ猿」の三匹の猿を従え、天邪鬼を踏みつけ、悪魔祓い・厄除け・福の神・豊作の神・火難水難・病気祓いなどにたいする、万能の守護神であります。こらいより「庚申さん」としてしたしまれおり、民間信仰に絶大な影響を与えました。
当院の庚申様は、今から三百年ほど前に津軽藩士 蒔苗理助貞行(まかないりすけさだゆき)が御信託を受け立山連峰・天狗山にて神隠しにあい、その後の姿と伝えられております。歴代住職が修行中、目の前に現れ自らを「庚申大青面理助金剛」と名乗ったとされております。そのため歴代の住職たちは、代々自身の守護神として信仰しております。

大師立像

弘法大師とは、真言宗をお開きになった空海(七七四~八三五)の尊称であり、大師号であります。よく「お大師さま」という言葉はこの弘法大師にちなんだ敬称として、人々にしたしまれております。また、弘法大師・空海という名前は宗派内外にかかわらず、その知名度は他の宗教者のそれとは比較にならないほどの絶大なものがあります。それは、「四国八十八箇所」での「同行二人」や「満濃池」の改修とった、民間布教が現代においても根付いているためと考えられます。
その弘法大師空海が開かれた教えを信仰する宗団を、「真言宗」といいます。他にも、別な名では「真言密教」・「密教」といわれております。
当院は、その真言宗の一派である真言宗智山派に属しており、弘法大師空海を宗祖として信仰しております。この立像は、現住職が老朽化の進んだ像を改修いたしたものでございます。

境内外観